このお店に行くとまさにお菓子のデパート状態で、焼き菓子からキャラメル、コンフィチュール、ボンボン、グラス&ソルベなどなど・・・どれも買いたくなってしまいます。お店も奥に広くて、奥に行くと激渋のフランス地方焼き菓子が盛りだくさん。焼き加減も焦げてませんか?ってくらい深くて、これもたまりません。この地方菓子がまた渋くて、フランスでもなかなか見かけないようなものがあったりします。日本にありながら限りなくフランスに近い、いやフランスのパティスリーよりも「古き良きフランスの味」があると思います。
今回は去年から気になっていた綿飴を購入してみました。この他、違う色(味)のものもありますが、赤にしてみました。フランス菓子で綿飴って?と思いますが、一味違うんでしょうねぇ。
●バルブ・ドゥ・パパ(Framboise風味)@300:訳すと、“お父さんの髭”という意味です。
ドライになったレモンやキウイ、フランボワーズがくっついています。綿飴は一度飴状にした砂糖にフランボワーズの味をつけて、それを砕いたものを綿飴機に入れて作っています。
口の中に入れると熱っぽくシュワっと溶けていきます。そしてほんのりと甘酸っぱいフランボワーズの風味。懐かしい一品なのですが、どこか洗練されいます。ただ甘いだけではなく風味がついているので、飽きずに食べられます。またドライになったレモンやキウイもしっかりパリパリの食感が面白いです。しっかり味わいがあり、どこまでも手抜きがありません。★4
今私の中で一番お気に入りのボンボンはオーボンヴュータンです。
●ボンボン・オ・ショコラ、“ゲランド”(写真左の左):周りはショコラ・オ・レのコーティングで中はショコラ・アメールのゲランドの塩が入ったガナッシュです。
以前に頂いたのは後にあるバルサミコだったのですが、こちらのコーティングは意外に薄く口解けがスムース。中のガナッシュも冷たい口解けで塩が入っているせいか甘さにキレがありますし、いかにも塩って感じもなく全体的に融合しています。★4
●ボンボン・オ・ショコラ、“シシリーノ”(写真左の奥):周りはショコラ・オ・レのコーティングで中にはショコラ・オ・レのガナッシュでピスタッシュのマジパンのようなものを挟んでいます。
ピスタッシュの青臭さがあまりなく、ショコラ・オ・レのミルキィさがカヴァーしくれているのでしょうか。香ばしさがよく立っています。★4.5
●ボンボン・オ・ショコラ、“バルサミコ”(写真左の手前):カカオ豆の形をした型に入れて作ったボンボン。結構厚めのショコラ・アメールのコーティング。中には煮詰めたバルサミコを入れたガナッシュ。
これが食べると一瞬マヨネーズっぽい酸味とまろっとした感覚を覚えますが、ゆっくりと溶かして行くと中から葡萄の果実味がバーンと弾けます。この酸の利かせ方はかなり鮮烈なので賛否両論かもしれませんが、イタリア料理好きな方や甘いものが苦手な方でも食べられるのではないでしょうか。お酢好きにはたまらない味です。★5
●ガレット・デ・ロワ@2,700:これで5〜6人前でしょうか、しかし4人で頂きました。一人1/4ピースですね。かなり豪快に頂きました。
前述したように周りはパートフイユテ、中はクレームダマンドです。オーボンヴュータンの場合は特に特別なものを添加せずにそのままクラシカルな作り方をしているようです。王冠もついていますが、ちょっとオーソドックスな感じで見た目と合っています。フェーヴは日本のパティスリーはほとんどのところがアーモンドなど食べて大丈夫なものを入れて誤食しないようにしていますが、こちらはしっかりと陶器製のフェーヴ入り。
味わいはかなりパンに近い感じで、中のクレーム・ダマンドが薄めで少め。大部分がパートフイユテで占められていますので、小麦粉を噛み締めるような味わい。焼き具合は表面しっかりで香ばしく、中はふっくら。ややドライ感が強いので飲み物が必要です。アーモンドの香りはとても新鮮で、薫り高いのにクレームの量が少ないので香りが弱くなっていました。個人的にはもっとクレーム・ダマンドがたっぷりで甘さもしっかりが好みなのでイマイチ満足感がありませんでした。★3
パーツはどれも素晴らしいし、焼き加減も素晴らしいです。こちらはきっとガレット・デ・ロワよりもピティビエの方がそれらしいと思いますので、次回はピティビエを頂きたいと思います。
こういうコンフィズリー&ショコラトゥリーもたまらない味です。その上、ショコラは外国ものの半額くらいです。美味しいショコラをお腹一杯食べたいという方も、ここで満足できると思います。お酒がガッツリ効いたショコラ(特にオードヴィのはオススメです)も酒好きの心を擽ること間違え無しです。
============
何度もこちらのケーキと焼き菓子をいただいておりますが、コメントが沢山されているのであんまり書く必要がないかなーと思っていました。こちらの味と接客には賛否両論なのですね。私は個人的にこちらのお菓子は好きです。焼き加減が絶妙で、焦げるギリギリというか、カラメリゼした感じがとてもフランスっぽいからです。特にメレンゲ系はすばらしいと思います。焼き菓子の詰め合わせは見た目とても色が渋いのですが、食べてみるとどれも味と食感に個性があり、どれがどんな味っていうのをちゃんと覚えています。生菓子もしっかりしていて、凝縮された味がします。店名がついているガトーととても濃厚で、洋ナシとクレームパティシエールの相性がバツグンです。エクレールもどっしりとしていて強い甘みがパリの街のお菓子屋さんの味そのまま。上にフォンダンがかかったミルフイユは日本ではここくらいしかありませんね。(しかし最近、渋谷のヴィロンでも発見しました)何年か前に初めて食べたときは「こういうお菓子屋さんが日本にもあったんだ」と結構嬉しかった覚えがあります。フランス語の店名が示す通りの古き良き時代の昔ながらのフランス菓子がここにはあると思います。☆4(2003/7/26)
2004年3月。こちらのお菓子は精神的な重みがずしずし伝わってくるのはなぜでしょうか。食べる度に精神に訴えかけるような深い満足感を得ることができます。最近頂いた中で「ボータン」はとても美味でした。シブーストなのですが味の多重性がたまりません。台はタルト、上にはムースショコラとフランボワーズのピュレ、クレームシブーストという構成。上のカラメリゼをたたいて見ると…かなり湿っていますが、食べるとなぜかカリカリと香ばしいカラメルを感じることができます。またクレームシブーストがかなり量が少ないのですが濃厚で黄色が強いです。このバランスが秀逸です。カプチーノというガトーも頂きましたが、これはシナモンがかなりきつく、濃厚なので好き嫌いがあると思います。私は好きですが、さすがに食べるのは時間がかかりました。焼き菓子はカレアルザシアンが濃厚かつサクサクの食感とフランボワーズのプチプチ感。やはりここは☆5です。こちらのマドレーヌはなんとも上品かつ大人の味で、レモンの皮が入っていないので、これが苦手な方にはオススメです。
おすすめメニュー
昼 1,000~3,000円
夜 1,000~3,000円
今回は去年から気になっていた綿飴を購入してみました。この他、違う色(味)のものもありますが、赤にしてみました。フランス菓子で綿飴って?と思いますが、一味違うんでしょうねぇ。
●バルブ・ドゥ・パパ(Framboise風味)@300:訳すと、“お父さんの髭”という意味です。
ドライになったレモンやキウイ、フランボワーズがくっついています。綿飴は一度飴状にした砂糖にフランボワーズの味をつけて、それを砕いたものを綿飴機に入れて作っています。
口の中に入れると熱っぽくシュワっと溶けていきます。そしてほんのりと甘酸っぱいフランボワーズの風味。懐かしい一品なのですが、どこか洗練されいます。ただ甘いだけではなく風味がついているので、飽きずに食べられます。またドライになったレモンやキウイもしっかりパリパリの食感が面白いです。しっかり味わいがあり、どこまでも手抜きがありません。★4
今私の中で一番お気に入りのボンボンはオーボンヴュータンです。
●ボンボン・オ・ショコラ、“ゲランド”(写真左の左):周りはショコラ・オ・レのコーティングで中はショコラ・アメールのゲランドの塩が入ったガナッシュです。
以前に頂いたのは後にあるバルサミコだったのですが、こちらのコーティングは意外に薄く口解けがスムース。中のガナッシュも冷たい口解けで塩が入っているせいか甘さにキレがありますし、いかにも塩って感じもなく全体的に融合しています。★4
●ボンボン・オ・ショコラ、“シシリーノ”(写真左の奥):周りはショコラ・オ・レのコーティングで中にはショコラ・オ・レのガナッシュでピスタッシュのマジパンのようなものを挟んでいます。
ピスタッシュの青臭さがあまりなく、ショコラ・オ・レのミルキィさがカヴァーしくれているのでしょうか。香ばしさがよく立っています。★4.5
●ボンボン・オ・ショコラ、“バルサミコ”(写真左の手前):カカオ豆の形をした型に入れて作ったボンボン。結構厚めのショコラ・アメールのコーティング。中には煮詰めたバルサミコを入れたガナッシュ。
これが食べると一瞬マヨネーズっぽい酸味とまろっとした感覚を覚えますが、ゆっくりと溶かして行くと中から葡萄の果実味がバーンと弾けます。この酸の利かせ方はかなり鮮烈なので賛否両論かもしれませんが、イタリア料理好きな方や甘いものが苦手な方でも食べられるのではないでしょうか。お酢好きにはたまらない味です。★5
●ガレット・デ・ロワ@2,700:これで5〜6人前でしょうか、しかし4人で頂きました。一人1/4ピースですね。かなり豪快に頂きました。
前述したように周りはパートフイユテ、中はクレームダマンドです。オーボンヴュータンの場合は特に特別なものを添加せずにそのままクラシカルな作り方をしているようです。王冠もついていますが、ちょっとオーソドックスな感じで見た目と合っています。フェーヴは日本のパティスリーはほとんどのところがアーモンドなど食べて大丈夫なものを入れて誤食しないようにしていますが、こちらはしっかりと陶器製のフェーヴ入り。
味わいはかなりパンに近い感じで、中のクレーム・ダマンドが薄めで少め。大部分がパートフイユテで占められていますので、小麦粉を噛み締めるような味わい。焼き具合は表面しっかりで香ばしく、中はふっくら。ややドライ感が強いので飲み物が必要です。アーモンドの香りはとても新鮮で、薫り高いのにクレームの量が少ないので香りが弱くなっていました。個人的にはもっとクレーム・ダマンドがたっぷりで甘さもしっかりが好みなのでイマイチ満足感がありませんでした。★3
パーツはどれも素晴らしいし、焼き加減も素晴らしいです。こちらはきっとガレット・デ・ロワよりもピティビエの方がそれらしいと思いますので、次回はピティビエを頂きたいと思います。
こういうコンフィズリー&ショコラトゥリーもたまらない味です。その上、ショコラは外国ものの半額くらいです。美味しいショコラをお腹一杯食べたいという方も、ここで満足できると思います。お酒がガッツリ効いたショコラ(特にオードヴィのはオススメです)も酒好きの心を擽ること間違え無しです。
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何度もこちらのケーキと焼き菓子をいただいておりますが、コメントが沢山されているのであんまり書く必要がないかなーと思っていました。こちらの味と接客には賛否両論なのですね。私は個人的にこちらのお菓子は好きです。焼き加減が絶妙で、焦げるギリギリというか、カラメリゼした感じがとてもフランスっぽいからです。特にメレンゲ系はすばらしいと思います。焼き菓子の詰め合わせは見た目とても色が渋いのですが、食べてみるとどれも味と食感に個性があり、どれがどんな味っていうのをちゃんと覚えています。生菓子もしっかりしていて、凝縮された味がします。店名がついているガトーととても濃厚で、洋ナシとクレームパティシエールの相性がバツグンです。エクレールもどっしりとしていて強い甘みがパリの街のお菓子屋さんの味そのまま。上にフォンダンがかかったミルフイユは日本ではここくらいしかありませんね。(しかし最近、渋谷のヴィロンでも発見しました)何年か前に初めて食べたときは「こういうお菓子屋さんが日本にもあったんだ」と結構嬉しかった覚えがあります。フランス語の店名が示す通りの古き良き時代の昔ながらのフランス菓子がここにはあると思います。☆4(2003/7/26)
2004年3月。こちらのお菓子は精神的な重みがずしずし伝わってくるのはなぜでしょうか。食べる度に精神に訴えかけるような深い満足感を得ることができます。最近頂いた中で「ボータン」はとても美味でした。シブーストなのですが味の多重性がたまりません。台はタルト、上にはムースショコラとフランボワーズのピュレ、クレームシブーストという構成。上のカラメリゼをたたいて見ると…かなり湿っていますが、食べるとなぜかカリカリと香ばしいカラメルを感じることができます。またクレームシブーストがかなり量が少ないのですが濃厚で黄色が強いです。このバランスが秀逸です。カプチーノというガトーも頂きましたが、これはシナモンがかなりきつく、濃厚なので好き嫌いがあると思います。私は好きですが、さすがに食べるのは時間がかかりました。焼き菓子はカレアルザシアンが濃厚かつサクサクの食感とフランボワーズのプチプチ感。やはりここは☆5です。こちらのマドレーヌはなんとも上品かつ大人の味で、レモンの皮が入っていないので、これが苦手な方にはオススメです。
おすすめメニュー