池袋の外れにある、爽やかな外観。しかしちょっと行くとそこは池袋東口の怪しいエリアのすぐそばです。
こちらのお店は明治通り沿いにありますので、駅からは歩きますが、分かりやすい場所です。せっかく良いインテリアと外観なのですが、このビルの設計か、入り口すぐ横に階段があり、ここをウロウロ行き来する老人が食事をしていても目に付いてしまいました(笑)食べた後、外にでて見ると、その老人はお店の前で仁王立ち。こちらのビルの住人なのでしょうか…。
とにかく気を取り直して、ランチメニューを選びます。
ランチコースは¥2520、¥3045、¥3990の3種類。Menu B@¥3045を2名で頂きました。アミューズ、前菜、メイン、デセール盛り合わせ、カフェのプリフィクスメニューになります。またオーダーするものによっては追加料金が発生しますので、金額はメニュー料金よりも多少多くなる場合があります。
●パン&バター:自家製と思われるパンです。ちょっとソフトな食感で、焼き色が薄いです。ちょっと色合いもにごった色合いなので、もしかしたら(セーグルではないと思いますが)そば粉や全粒粉が入っているかもしれません。中はむっチムチのモチっぽい食感のクラム、クラストはクラッカーみたいな、ちょっと厚くて軽い食感。バターを付けて噛み締めるとなかなか味わいがあります。
●アミューズ・ブッシュ“バジル入りチーズ春巻き”:チーズはモッツァレラだっと思います。軽くバターで焼いてあり、パリパリとした皮の食感と中のトローっとなったチーズが美味しい。中にはモッツァレラとハム、バジルが入っています。噛み締めるとハムの塩気が良い感じで口の中に広がってきました。手でもってパクっと頂きます。
●前菜“フレッシュフォワグラのソティーと大根のコンポートえ”(+¥525):コースでフォワグラのソテーが頂けるとは、それもこんなにたっぷり。これは安価です。
ソテーしてフォワグラは回りがカヴァーのようにしっかり火入れされているので、パリっとした食感で中はフワっ、中央部はトロ〜っとした素晴らしい焼き具合。下の大根のコンフィはフォンで煮込まれていて、しっかり春大根の柔らかい食感が残っていました。ソースも濃厚で、トロッとしていて、甘味をたたえています。大根はちょっと水分が多いのでフォワグラと一緒に頂くと水分が多すぎるのでフォワグラお味が薄まってしまったのが残念でしたが、それぞれ別に食べると美味しく感じました。
●前菜“菜の花といわて鶏胸肉のフュメサラダ”:クリーミィな酸味のあるソースがかかった軽いサラダ。胸肉のフュメは噛み締めると塩味と軽いスモーク香がとても香ばしい。菜の花の茹で加減とてもよく、苦みと香り、食感が強く春香りを堪能できます。
フォワグラに比べるとかなり量も少なく、ちょっと工夫にかけますが、メインに備えて前菜を軽くしたい場合にはちょうど良いお皿だと思います。
●スープ“白アスパラのポタージュ”:どうしても季節のポタージュが飲みたかったので、このコースにしてみました。この日は白アスパラ。また春の素材を味わえるので楽しみでした。
こちらはピュレ状にした白アスパラとフォン、乳製品で出来ているようです。最後にパセリのみじん切りとクルトンをトッピング。まず口に含むと白アスパラ独特の軽い苦みと香りがブワーっと口の中と鼻腔に広がり、それを楽しみました。あまり香りは強くありませんが、充分感じます。そして、後からフォンと控えめの乳製品の軽いコク、クルトンがカリカリと口の中で弾けます。白アスパラはかなり香りが繊細なのであまり太いものを使っていないと思います。しかしピュレになっていても、味と香りがしっかり。段々飲み進めると苦味が旨みに変わってきました。
●メイン“和牛ミンチ肉とフォアグラ、キノコのパイ包み焼き、マデラーソース”(+525):こちらの名物だそうです。丸い林檎のような形になった和牛のミンチ肉の中には贅沢にフォワグラと茸が入っています。周りは軽いパートフイユテ。何故か上には無人島のやしの木のように、クレッソンが刺さっています。刺してしまっているところが池袋的だなぁなんて思ってしまいました。土台にはほうれん草のソテー。ソースは甘酸っぱい果実感がジュワーっとジューシィな感じとバター&フォンが効いています。
ここまでやったら不味いはずがない(笑)と思えるほど美味しいものを詰め込んだ包み焼きです。中のフォワグラは蒸し焼き状態なので、脂はミンチ肉に滲み込んで流れず、旨みをしっかり閉じ込めていて、ふっくらした食感。ミンチ肉はふわっと柔らかく、お肉のいいところしか感じないくらい美味しいです。パートフイユテで美味しいものを包むと、しっかり味を閉じ込めてくれるので、言うことありませんね。しかしここまで旨いものだけを詰め込んでいるのはずるいですね(笑)美味しいものだけ詰め込んだら美味しさがそのまま上乗せされるわけではないのかな…とも思ってしまいますが。かなり濃厚な一皿なので、こちらを召し上がるときは前菜軽めにしたほうがいいと思います。
●メイン“骨付き仔羊のロースト、バジルソース
”:イタリアンっぽい一皿だけど大丈夫かな…と思いつつオーダー。子羊が美味しい春には楽しみなお皿です。コードダニョゥを柔らかく絶妙の焼き加減で仕上げてあります。周りにはフレッシュバジルたっぷりのオリーブオイル主体のソースに子羊のジュもあります。周りにはソテーして茸、そして重ね焼きになった茄子とトマト。
これが!子羊の焼き加減が最高でした。柔らかく、ふっくら、でも周りはカリっと。特に脂肪の周りは脂を程よく落としてカリっとした皮のような焼きが上がり。素晴らしいです。久々に子羊の美味しさに感動しました。もちろん隅々までしっかり頂きました。周りの野菜もお肉を引き立てるしっかりした脇役です。バジルの風味が春を通り越して初夏を思わせるような青い爽やかさでした。
●デセール盛り合わせその1:マンゴーのソルベ、グラス・ヴァニーユ、ヴァニラビーンズ入り洋なしのクラフティ、カシスのムースの盛り合わせ。ソースはフランボワーズのようです。どれも少量ですが、しっかりした味で、素材の味が濃いです。
クラフティはちょっとだけ焼き加減が甘いような感じです。でもカシスのムースは側面のところが縞々になっていて、芸が細かいです。もうちょっとボリュームがあってもよさそうです。
●デセール盛り合わせその2:こちらもマンゴーのソルベにグラス・ヴァニーユ、ガトーショコラにシャンティイがついて、洋なしのクラフティ。ソースはフランボワーズです。
ガトーショコラは軽い食感ですが、しっかり香り高くほろ苦いです。よいショコラを使っていると思います。同じ盛り合わせでもちょっとだけ変えてあるのが嬉しいです。
●特製ハーブティ:カフェにしようか迷ったのですが、こちらにしてみました。ローズとレモングラス主体のブレンド。この桜色がこの季節にぴったりです。でも香りはレモングラスが強く初夏の雰囲気でした。爽やかな気分になるハーブティです。
本当にお腹一杯になりました。ここまで安価でたっぷりと頂くことができるレストランはなかなかありません。難を一つ言えば…ちょっと場所柄がよくありませんが、ここだけは別世界。90年代風のパステルグリーン色の店内の雰囲気は個性的でとても面白いです。席もちょっと面白い形になっているところがあります。美味しいものてんこ盛りの欲張りな食いしん坊さんにはぴったりのお店だと思いました。こちらのシェフがいらっしゃったオテル・ドゥ・キタオカも行ってみたくなりました。
昼 5,000~10,000円
夜 10,000~15,000円
こちらのお店は明治通り沿いにありますので、駅からは歩きますが、分かりやすい場所です。せっかく良いインテリアと外観なのですが、このビルの設計か、入り口すぐ横に階段があり、ここをウロウロ行き来する老人が食事をしていても目に付いてしまいました(笑)食べた後、外にでて見ると、その老人はお店の前で仁王立ち。こちらのビルの住人なのでしょうか…。
とにかく気を取り直して、ランチメニューを選びます。
ランチコースは¥2520、¥3045、¥3990の3種類。Menu B@¥3045を2名で頂きました。アミューズ、前菜、メイン、デセール盛り合わせ、カフェのプリフィクスメニューになります。またオーダーするものによっては追加料金が発生しますので、金額はメニュー料金よりも多少多くなる場合があります。
●パン&バター:自家製と思われるパンです。ちょっとソフトな食感で、焼き色が薄いです。ちょっと色合いもにごった色合いなので、もしかしたら(セーグルではないと思いますが)そば粉や全粒粉が入っているかもしれません。中はむっチムチのモチっぽい食感のクラム、クラストはクラッカーみたいな、ちょっと厚くて軽い食感。バターを付けて噛み締めるとなかなか味わいがあります。
●アミューズ・ブッシュ“バジル入りチーズ春巻き”:チーズはモッツァレラだっと思います。軽くバターで焼いてあり、パリパリとした皮の食感と中のトローっとなったチーズが美味しい。中にはモッツァレラとハム、バジルが入っています。噛み締めるとハムの塩気が良い感じで口の中に広がってきました。手でもってパクっと頂きます。
●前菜“フレッシュフォワグラのソティーと大根のコンポートえ”(+¥525):コースでフォワグラのソテーが頂けるとは、それもこんなにたっぷり。これは安価です。
ソテーしてフォワグラは回りがカヴァーのようにしっかり火入れされているので、パリっとした食感で中はフワっ、中央部はトロ〜っとした素晴らしい焼き具合。下の大根のコンフィはフォンで煮込まれていて、しっかり春大根の柔らかい食感が残っていました。ソースも濃厚で、トロッとしていて、甘味をたたえています。大根はちょっと水分が多いのでフォワグラと一緒に頂くと水分が多すぎるのでフォワグラお味が薄まってしまったのが残念でしたが、それぞれ別に食べると美味しく感じました。
●前菜“菜の花といわて鶏胸肉のフュメサラダ”:クリーミィな酸味のあるソースがかかった軽いサラダ。胸肉のフュメは噛み締めると塩味と軽いスモーク香がとても香ばしい。菜の花の茹で加減とてもよく、苦みと香り、食感が強く春香りを堪能できます。
フォワグラに比べるとかなり量も少なく、ちょっと工夫にかけますが、メインに備えて前菜を軽くしたい場合にはちょうど良いお皿だと思います。
●スープ“白アスパラのポタージュ”:どうしても季節のポタージュが飲みたかったので、このコースにしてみました。この日は白アスパラ。また春の素材を味わえるので楽しみでした。
こちらはピュレ状にした白アスパラとフォン、乳製品で出来ているようです。最後にパセリのみじん切りとクルトンをトッピング。まず口に含むと白アスパラ独特の軽い苦みと香りがブワーっと口の中と鼻腔に広がり、それを楽しみました。あまり香りは強くありませんが、充分感じます。そして、後からフォンと控えめの乳製品の軽いコク、クルトンがカリカリと口の中で弾けます。白アスパラはかなり香りが繊細なのであまり太いものを使っていないと思います。しかしピュレになっていても、味と香りがしっかり。段々飲み進めると苦味が旨みに変わってきました。
●メイン“和牛ミンチ肉とフォアグラ、キノコのパイ包み焼き、マデラーソース”(+525):こちらの名物だそうです。丸い林檎のような形になった和牛のミンチ肉の中には贅沢にフォワグラと茸が入っています。周りは軽いパートフイユテ。何故か上には無人島のやしの木のように、クレッソンが刺さっています。刺してしまっているところが池袋的だなぁなんて思ってしまいました。土台にはほうれん草のソテー。ソースは甘酸っぱい果実感がジュワーっとジューシィな感じとバター&フォンが効いています。
ここまでやったら不味いはずがない(笑)と思えるほど美味しいものを詰め込んだ包み焼きです。中のフォワグラは蒸し焼き状態なので、脂はミンチ肉に滲み込んで流れず、旨みをしっかり閉じ込めていて、ふっくらした食感。ミンチ肉はふわっと柔らかく、お肉のいいところしか感じないくらい美味しいです。パートフイユテで美味しいものを包むと、しっかり味を閉じ込めてくれるので、言うことありませんね。しかしここまで旨いものだけを詰め込んでいるのはずるいですね(笑)美味しいものだけ詰め込んだら美味しさがそのまま上乗せされるわけではないのかな…とも思ってしまいますが。かなり濃厚な一皿なので、こちらを召し上がるときは前菜軽めにしたほうがいいと思います。
●メイン“骨付き仔羊のロースト、バジルソース
”:イタリアンっぽい一皿だけど大丈夫かな…と思いつつオーダー。子羊が美味しい春には楽しみなお皿です。コードダニョゥを柔らかく絶妙の焼き加減で仕上げてあります。周りにはフレッシュバジルたっぷりのオリーブオイル主体のソースに子羊のジュもあります。周りにはソテーして茸、そして重ね焼きになった茄子とトマト。
これが!子羊の焼き加減が最高でした。柔らかく、ふっくら、でも周りはカリっと。特に脂肪の周りは脂を程よく落としてカリっとした皮のような焼きが上がり。素晴らしいです。久々に子羊の美味しさに感動しました。もちろん隅々までしっかり頂きました。周りの野菜もお肉を引き立てるしっかりした脇役です。バジルの風味が春を通り越して初夏を思わせるような青い爽やかさでした。
●デセール盛り合わせその1:マンゴーのソルベ、グラス・ヴァニーユ、ヴァニラビーンズ入り洋なしのクラフティ、カシスのムースの盛り合わせ。ソースはフランボワーズのようです。どれも少量ですが、しっかりした味で、素材の味が濃いです。
クラフティはちょっとだけ焼き加減が甘いような感じです。でもカシスのムースは側面のところが縞々になっていて、芸が細かいです。もうちょっとボリュームがあってもよさそうです。
●デセール盛り合わせその2:こちらもマンゴーのソルベにグラス・ヴァニーユ、ガトーショコラにシャンティイがついて、洋なしのクラフティ。ソースはフランボワーズです。
ガトーショコラは軽い食感ですが、しっかり香り高くほろ苦いです。よいショコラを使っていると思います。同じ盛り合わせでもちょっとだけ変えてあるのが嬉しいです。
●特製ハーブティ:カフェにしようか迷ったのですが、こちらにしてみました。ローズとレモングラス主体のブレンド。この桜色がこの季節にぴったりです。でも香りはレモングラスが強く初夏の雰囲気でした。爽やかな気分になるハーブティです。
本当にお腹一杯になりました。ここまで安価でたっぷりと頂くことができるレストランはなかなかありません。難を一つ言えば…ちょっと場所柄がよくありませんが、ここだけは別世界。90年代風のパステルグリーン色の店内の雰囲気は個性的でとても面白いです。席もちょっと面白い形になっているところがあります。美味しいものてんこ盛りの欲張りな食いしん坊さんにはぴったりのお店だと思いました。こちらのシェフがいらっしゃったオテル・ドゥ・キタオカも行ってみたくなりました。